2013年10月04日

KORG 01/W FD 液晶バックライト交換&タクトスイッチ全交換 2

さてさて、前回の失敗は、確認作業を怠ったことによります。
そこで今回は、一回一回確認作業をしていくことにします。

早く作業を終わらせたいとか家に帰ってビールを飲みたいなどというダークサイドに落ちたら(笑)、直せるものも直りません 。

今回は、”バックライトの点灯”に追加して”液晶の復活”という、余計な作業が増えてしまいました。

さて、前回組み立てたボディーの上から液晶近くを押すことで一部液晶の文字が復活したことから、分解して液晶部を直に押すと、もっとはっきりと効果がでることが期待されます。

DCF00842












じっくり、今日はトコトン付き合ってやるという気持ちで、再開腹します。

まずは、そもそも前回光らなかったELシートまで遡ってみました。これ、いかにも雑ですね。じつは、リードとして手頃な線がなかったので、ホッチキスの針をつかっていました。(汗)

DCF00841











ということで、ラミネートをはがしてちゃんと被覆されたリード線に交換してみました。湿気に弱いのにリード線が太くなってラミネートに隙間ができてしまいましたが、そこはセロテープで防湿対策。(効果あんのか?)

 で、やっちゃっていいのかわかりませんが、電源部のみに接続して電源ON!
 
DCF00870










ついた!この電源部の一部にELインバーターがあるのですね。

参考までに、部屋を暗くすると…
DCF00871 











まばゆい!!(爆)これはいい!!
元は白色発光だから、ブルーグリーン色のカスタム感もバッチリだし。

これで、第一関門突破。

お!こうなると現金なもんで、なんか気分もノってきたぞ!

お次は、消えた液晶の修復だ!

文字が見えないとそもそもの確認作業のしようがないので、メイン基板らしきものを電源部と液晶に接続しちゃえ。


DCF00872












あられもない姿の01/W

しかし、狙い通り点いたぞ!
DCF00873









切ない表示模様ですが、当初の予想通り、直接液晶の左上や左下を強く押さえたら、文字が戻ってきた!

DCF00874DCF00875













液晶を押す場所によって、部分的に復活したりするので、黒い鉄枠を戻す際に基版と液晶をつなくゼブラゴムにかける圧が足りなかったのだと判明し組み直ししました。

結局、黒い鉄枠を脱着する際に足を曲げる必要があるのですが、鉄製だから金属疲労でポキっと折れると嫌なので控えめに曲げていたのが裏目に出たらしいのです。ちょっと斜めに曲げるくらいに、ゼブラゴムに大胆に圧をかけつつ固定。

DCF00877 











ヤターッ!!!
完全復活!!

ビューティホー!!


で、「Battery Low」のメッセージも出ているので、CR2032バッテリーも交換しました。
この当時のシンセは、最初からホルダー式だったんですね。親切設計!!(最近のシンセは、手数料目的なのか基板直付けのタイプなのです。セコイまねすんな!)
DCF00882 









で、この01/Wは内蔵のROMにデフォルトの音色も入っており、Trinityのように初期化フロッピーディスクなどがなくても工場出荷時の音色に戻せます。確かGLOBALモードからページをめくっていくとあったかと。

これで蘇った、というかカスタムされた私の01/W FD。 

正直、二度とやりたくないというか、でも怖いもの見たさでまたやりたいとも言える術後感です。 

しかし、気持ちを落ち着けて作業したら、とっても穏やかに、しかも早く作業できました。 

やはり、慣れてない作業をするときは、気持ちの余裕が必要ですね。 

kis136 at 19:55│Comments(0)TrackBack(0) 音楽 | シンセ

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