音楽

2014年02月28日

YAMAHA SY77 二代目(2台目)!! 総合メンテ&オペアンプ交換 その3

いざ!!

とうとう来ました。
YAMAHA SY77のオペアンプ比較です。

まさに神の領域。(というか、ヲタクの領域。)

今さら、「新しいシンセ買えよ!」とかいう突っ込みはナシでお願いします

実は、このように色々試すに至ったには理由があります。

まずは長年共にしているバンドのボーカルから、「TRINITYと比較して、SY77の音が聞こえない(ヌケが悪い)」ということを言われたので、今回仕入れた2代目SY77に、ネット上の情報から適当に当たりをつけてオペアンプ5532に入れ換えてみたのですが、元々持っていた初代SY77の4558と比較してみたら、なんか求めていたのと違うのです。

抜けを良くするために高域を伸ばしたいと思って事前調査して、オペアンプ5532を秋葉原に買いに行ったのに、交換してみると予想に反して音圧がないというか、迫力がないというか、ペラいというか…

確かに、高域は出るようになったと思いますが、これでは…

気のせいか?

で、知り合いのベーシストに聞かせてみると、同様の反応が…



なんでだぁああ!!!



もちろん2台の別のマシンで比較している以上、筐体から違うわけなので、多少は元々の個体差が影響していないともいえませんが、そうは言っても今回はオペアンプを変えたほうが明らかに悪いのですから、個体差で片付けられる問題ではありません。

このままでは、何のためのオペアンプ交換だぁ!

というか、そもそもの音を変えるという狙いは達成できたのです!
あとは、好みのというか、求める音に近づけるだけじゃないですか。

おぉ、ポジティブ・シンキング!
 
ということで、同じ条件でオペアンプだけ入れ替えて比較したいと考えたのです。そして、そこまでやるからには、色々他のオペアンプも試したいと考えるのは至極当然なことです。(?)

さぁ、気分がノッてきたぞ!!

何でもD.I.Y万歳!!

(もはや悪ノリですね。このモードに入ると、あまり節約のことは考えていません。あれ?このブログのタイトルって、「節約生活」でしたっけ?)

参考までに、配線はシンセからCANAREシールドでSTEREO OUTしてYAMAHAミキサー経由でTASCAMのCD-RにLINE録音しました。
DCF00215
ミキサーのHAを通ってしまいますが、全部のオペアンプで同様の条件なので、比較上それほど問題はないでしょう。

SY77のOUTは最大で設定し、音色はBANK A-01の「Acoustic Piano」とBANK D-14の「Wild Strings」を使用しました。

まずは、デフォルトで搭載の4558DVから
DCF00225






お次は、4558DVのノイズ選別品4558DD。スミマセン、写真取り忘れたようです…

3つ目は1458D
DCF00223

4つ目は4559
DCF00221

5つめは5532です。
DCF00233
こういうのは、一発目の直感を大切にしたいです。
もちろん、元の4558との違いを比較していくのも大切なのですが、一発目の直感は初回のみの特典ですので、「ビビッと来た」や「ガツンときた」などのメモは忘れずに。まずは自分の好みの音色であるということは、楽器を愛する上では必要条件ですから、その上で他の人にも受けるかの十分条件をじっくりと確認してもいいと思います。

まずは、予備知識ナシで比較してみてください。
メモを忘れずに!

ピアノ

4558DV
4558DD
1458D
4559
5532

ストリングス

4558DV
4558DD
1458D
4559
5532



どうだったでしょうか?

結構印象が変わった?
それとも、ほとんど違いが分からない?

音色そのものは、そもそもがSY77の特色ですから、思いっきり変わるということではありませんが(むしろ、あんまり思いっきり変わってしまってはSY77である意味がなくなってしまう)、一方で結構変わるもんだなぁというのが私の感想です。


さて、お次は、色々考えながらじっくりと比較してみます。
もう1度といわず、2度3度と聞きなおしてみましょう。

例えば高域の”伸び”や”きらびやかさ”、中域の”太さ”や”前面に出てくる感じ”、低音の”伸び”や”詰まる感じ”、全体で”クリアな感じ”なのか”歪む感じ”なのか、トータルの音圧感、音の抜けなどなどです。

SY77は4つのエレメントでVOICE(音色)を構成していますので、それら個別のエレメントの聞こえ方も、シンセで音いじりをしている人ならわかるはずです。(いや〜、かなりディープな話になってきてしまいました。この手の話題では、女性とは一生わかりあえないんでしょうねぇ。というか、男女限らず、この手の話題は飲み会では出さないようにしています。)


さて、以下にこれらのオペアンプの一般的な評価らしきものを掲載します。
これを先に読むと、考えに影響を及ぼすので、ファーストインプレッションの後に読んでくださいね。


4558DVは、SY77で元々入っているザ・オペアンプとも言うべきスタンダードなオペアンプです。

2つ目の4558DDは、上の4558DVのノイズ選別品ということで、方向性はそのままに個体差としてノイズの発生が少ないものを選別したというイメージです。とはいえ、長年使われてへたれてくいた4558DVと比較しても、単純に比較はできないとはおもいますが。

3つ目の1458D。BOSSのエフェクターOD1にも使われているオペアンプということ。若干明るめということですが…

4つ目は4559。4458の広帯域版ということです。

最後は5532です。4558に比べてハイグレードな音という触れ込みですがいかがだったでしょうか?

ぜひとも、皆さんの感想もお聞かせ願いたいです。



kis136 at 21:15|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!

2014年02月26日

YAMAHA SY77 二代目(2台目)!! 総合メンテ&オペアンプ交換 その2

以前にも書きましたが、私は2台のマシンYAMAHA SY77とKORG TRINITY Proをメインに使っておりますが、同時使用するとSY77の音がバンドに埋もれがちなのです。

実は、以前活動していたバンドでは、コピーしていたのがジャミロクワイとかスティービーワンダー、マザーアース、TOTOなんかのアダルトなジャンルをやっていたのでまったく気がつかなかったのですが、歪んだツインギターのハードロック(聖飢魔IIのコピーバンド)では、音量は足りているのにバンドで抜けないんです、YAMAHA SY77。

愛すべきSY77ですが、バンドのヴォーカルに「銀色(KORG TRINITY)の方は聞こえるんですけど、黒(YAMAHA SY77)のほうが聞こえないですねぇ。」と指摘されてしまったので、私の思い込みではないようです。確かに昨年のライブ音源を聞いても、そのように感じます。自宅でやっているときはわからないのですが、バンドで合わせると埋もれてしまうのです。

こうなると、オペアンプかD/Aコンバーター(DAC)の交換の欲望に行き着くんですねぇ、やっぱり。 

調べてみると、SY77で使われているDACであるPCM56Pは決して悪いものではないみたいです。 

ならば、オペアンプの交換といくしかないではありませんか?!! 
DCF00212
さて、SY77はデフォルトで4558DVが6個載っていました。
これは、いじり甲斐がありそうですよ。
というのも、元祖オペアンプと呼ばれるくらいスタンダードなオペアンプらしいのですが、それゆえの暖かさというか古臭さがあるっぽいのです。

逆に、少しだけ抜けのよい近代的な方向にしたいのです。

となると、色々なオペアンプを比較したい!
そうです!オペアンプは、そのキャラクターを色々試さないとベストマッチングは望めないのです!

ここで、このブログの趣旨=節約生活とはかけ離れて無駄遣いをすることにします。仕方ないのです。このような飽くなき欲望を満たす為に、私は生きているのですから。(とは言っても、1個100円程度ですから6個でも600円程度のオペアンプしか試さないつもりですが、何か?)

まぁ、仕入れ価格がお安い中古マシンですから、トータルコストはお安いのです。古いマシンを現代風によみがえらせるという節約ともいえます。(無理あるか…)

余談ですが、1個だけ縦についてるオペアンプIC14 4556Dはヘッドフォン用ですかね?まぁ、これは特に問題ないのでそのままです。とはいえ、自宅でヘッドフォンで作った音色は、ライブやレコーディングで使う音色とは違ってしまうのは、通るオペアンプが違うから当たり前であると再認識しました。(自宅で音作りしながら練習していたときは、SY77だけヌケが悪いと言うことはなかったのですが、それもそのはずですね。)

まずは、デフォルトの4558DVを外しました。
DCF00228
さて、今回は色々比較したいので、簡単に交換できるようにオペアンプホルダーでホルダー化します。
DCF00229
演奏は毎回同じ条件で比較したいということで、手弾きの影響の出ないシーケンサーで録音(記録)しフロッピーにバックアップします。

ということは、これでオペアンプの比較作業には鍵盤は要らなくなります。それでもセッティングにはかなり苦労しましたが、なんとかオペアンプを交換しつつ発音できるようにしました。
DCF00215後になって振り返ると、やってることは完全にヲタク領域ですねぇ。自分でもキモイと思えるほどの執念です。

せっかくなので、表からも記念撮影です。(笑)
DCF00216

内臓が飛び出てても、ちゃんとランプが点いてるでしょ?ブラック・ジャックの気分です。ちなみに、ケーブルの取り回しの関係で、この時は液晶バックライトは点けていません。残念!!

次回は、お待ちかねの比較レポートです! 

kis136 at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

YAMAHA SY77 二代目(2台目)!! 総合メンテ&オペアンプ交換 その1

私のメインマシンYAMAHAのSY77ですが、古いシンセですから突然故障することもあるでしょう。

予備機の必要性があるのは、新しいマシンでも同じですが、これが格安で手に入るのがオールドシンセのよいところです。

実は、昨年のライブを無事(?)終えて、いつもYAMAHA SY77とペアで使っているKORG TRINITYを音だしチェックしてみたら出ませんでした。

OUT端子と基板のハンダのクラックかな?なんて思いながら開腹してみてもそもそもクラックなどはなく、原因が分からずながらも一応OUT端子をハンダし直してみたりしたら 直ってしまいました。

チェック時にはL-Rともに音が出なかったので、例えばオペアンプのようなパーツの寿命なのかもしれません。(何かの拍子に刺激が加わって、一時的に回復しているだけかもしれません。)もちろん、目に見えないクラックの可能性も否めませんが、いずれにせよ、このようなトラブルがステージの上だったらと思うと、凍りつきますねぇ。

これらのオールドシンセは、特に状態のよいものはお金を積んでもすぐに手に入らないのですから、予備のマシンはある程度のメンテした状態でキープしておきたいものです。(既出ですが、私はTrinity Proを同じ状態(DI-TRI+PBS-TRI)で2台持っております。詳しくは過去記事をご覧ください。)

ということで、YAMAHA SY77(ハードケースつき)を、もう一台ゲット。
ヤフオクで落札したのですが、ラッキーなことに職場の近くのリサイクルショップの出品でしたので、直接取引にしてもらい、ガラガラで手移動し送料無料ですみました!!メンテも考えてのことですので、それほど状態にはこだわりませんでした。

オペ

早速音出しチェックしてみますと、鍵盤グリスが固着気味です。
これは、鍵盤を全外ししてクリーニング&再グリスアップですね。
DCF00203
FS鍵盤は、この写真の右に散乱している板バネこそが、鍵盤の押し始めは抵抗が強くて、そのあとカクンと落ちるフィーリングを醸し出している極上の逸品です。

いわゆるオルガンのような、押していくほどに巻きバネの抵抗が増していくBADなフィーリングとは一線を画します。

現在は、コスト削減や躯体の縮小化で、後者のBADフィーリングな鍵盤が復権してしまっていますが、あえて私がこの時代のシンセを使う理由の一つもここにあります。

DCF00204
さて、固着の原因は、古くなったグリスと埃なので、鍵盤についた古いグリスを薄めた洗剤で洗い落とし、十分に注いだ後、1日陰干ししました。本来ならば、夏場にぬるま湯で溶解したいところですが…
DCF00205
新しいグリスを塗りつつ、組み戻していきます。手間はかかりますが、フィーリングに関わる部分ですので、手抜きはできません。

オペ

さて、お次は内蔵電池のホルダー化&交換です。
DCF00199
まぁ、今回のオペの中では、最も手間のかからないオペですので、サラっと流します。
DCF00202

 
オペ

お次は、タクトスイッチの全交換です。

実は、私はSY77でのタクトスイッチ交換は初めての経験なんです。というのも以前にこのブログで書いたとおり、初代SY77はリペアマンに電池ホルダー化&フロッピードライブダイレクトドライブ化&タクトスイッチ全交換の3点セットで施術をお願いしたことがありますんで。
DCF00225
今回はじめての経験ですが、そうは言っても、KORG 01/WやYAMAHA TG77などの他の機種で経験済みですので大した事ないだろうとタカをくくっていたら、少し手間取りました。

というのも、液晶画面の下のある[SHIFT][F1]〜[F8][EXIT]までのスイッチカバーが基板側に融着されていたのです。

タクトスイッチのハンダ固定は、基板裏面からハンダをシュコンって吸い取る工具で他のハンダと同様に外せたのですが、肝心のタクトスイッチ自体は基板から外せないスイッチカバーが邪魔して基板から外しずらいんです。
DCF00223
仕方がないので、少し強引にグイッと上げて、取り外し&取り付けしちゃいました。結局、樹脂製のスイッチカバーが折れることもなく、無事に全部交換できました。写真ではあっちゃこっちゃ向いてますが、最終的に組み戻せば、きれいに配列されましたよ。

しかし、合計70個ですから、シュコンをやるたびに握力がなくなりますねぇ。

オペ

さて、今回も当然液晶のELバックライトは交換しますが、過去にこのブログで散々解説したので、ここでは詳細は割愛させていただきます。
DCF00214
お馴染みの鉄定規でELシートの粘着を剥して取り出し、作成したELシートに交換です。今回も黒い鉄枠は外さずに作業しました。ELシートと基板は意外にきっちりと接着されていましたが、もうさすがに慣れてきましたよ。DCF00217
反対側まで鉄定規が出るように押し込んだりギコギコしたりで無事に取り外せました。

DCF00218下が取り出したもの、上が自作のELシートです。
DCF00220


ただし今回は明らかに気になる一点、コンデンサーが思いっきり液漏れしていました。
DCF00221
この電解コンデンサーが手元にないので、今回はこのままでいきます。買いに行けっていう話ですが、一番最深部の開腹途中そのままに秋葉原に出るには勇気が足りませんでした。それに、液漏れしてても特に不具合はないんですよ…このコンデンサー、一体なんの意味があるんだろ?(参考までに、コンデンサー上の白いのは、液漏れではありません。)

いずれ、LED液晶ディスプレイと交換したいですねぇ。
そうすれば、ELシートを光らすためのコンバーターも不要になるので、お約束の高周波キーンというノイズもなくなることが期待されます。
DCF00206まだ、私のスキル不足で先に持越しです。奥深いなぁ、シンセいじり。


オペ

お次は、SY77お約束のFDDゴムベルト切れです。

これについては、ついているFDDのゴムベルトを交換すると言う方法もありますが、またいずれ同じ状態になるのは自明です。この際なので、26pin-34pin変換ケーブルを自作して、26ピンのダイレクトドライブFDDに交換してしまいます。 

まずは、両側34pinのフラットケーブルを入手。
で、躊躇なくカットです。お馴染みのこの定規には、いつも助けられてます。
DCF00237
お手本をみながら、 フラットケーブルとプラグで26ピンFDDの電源部分を作成。
 DCF00248
フラットケーブルを組みなおして、26pinジャックにはめ込みます。このあたりは、大胆にして繊細な作業ですよ。圧着は金づちでやっちゃいましたが、専用工具があるのですかね??
DCF00252
で、結線して動作確認です。 

バッチリ。
しかもこれ、 ドライブが対応しているので、2DDのみならず2FDも読み書きもできるみたいです!

今、2DDメディアは、極品薄で中古市場でも高騰してますから、これもうれしいですね。

 (ご希望があれば、この変換ケーブルとFDDのセット、いずれお譲りしようかなぁ?皆さん困ってますもんねぇ。)

さて、お次は今回の本丸、Εペアンプの交換です。
といきたいのですが、長くなるので、また次の機会に。 


kis136 at 20:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年02月21日

ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ シビレます!

音楽が身近にあると、慢性的に不感症になってしまうんだけれども、それでも時としてビビンときてしまう。

テクニックは、心情を表現する為の手段だということを、改めて思い出させる。
(まぁ、リスナー側の受け取り方とは違い、本人たちはテクニックの事を考えて演奏しているのかもしれないけれど…それはそれで悪いことではありません!)

ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ (Rodrigo y Gabriela)
ライブ見に行きたいなぁ。






kis136 at 02:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年11月26日

シンセサイザーの液晶モニター Optrex DMF5005Nのバックライト(ELシート)作成

さてさて、KORG 01/Wから始まった私のシンセサイザーの液晶ディスプレイ(LCD)のバックライト交換ですが、音源モジュールYAMAHA TG77に続きシンセサイザーYAMAHA SY77と計3台分を施術してみたところ、使っているLCDはどれもOptrex社のDMF5005Nという型番で全部共通でした。(液晶の文字色が若干違うかもしれない。)

この時代では割と大き目のLCDだったんでしょうか?
一度どこかのメーカーに採用された機種があると、他社に負けるわけにもいかず、かといって無駄にコストをかけるわけにもいかず、そんなこんなでちょっとしたスタンダードになったのでしょう。
私的には、同じLCDだったので、作業もしやすくてGOODでしたが。

そうそう、Optrex(オプトレックス株式会社)は京セラに買収されたんですね。余談ですが、京セラって、京都セラミックの略だって知ってました?「生き方」という稲盛さんの本を読んで知りました。

さて、交換する作業は詳細に掲載したのですが、そのELシートの作成を割とさらっと流してしまっていたので、その全貌をここで明らかにします!!

といってものすごく凄い難しいかというと、初めてやるには少しハードルが高いだけで、一度経験すれば大したことはないんですが、最初はそれなりに時間もかかりますので。

まず、私の購入したELシートは、液晶のバックライト(もはや寿命が尽きた元々のELシート)にジャストサイズである訳もなく、その元々のELシートを引き抜いてから、その実物を参考にカッターで同じサイズにカットしました。抜くのには、繊細にして大胆な作業が必要になりますが、今回のお題は、「ELシート作成」ですので、それは別ページでご覧下さい。

カットの際には、電極が2本はいるようにシートをカットしましょう。
「+」と「-」がないと電気が流れませんから。

で、このシート上の電極に直接リード線をハンダをしたいところですが、熱に弱いELシートがダメージを受けてしまうので、粘着性のある銅箔テープに一旦リード線をハンダして、△修銅箔テープごとELシートにぺッタンと貼ります。

ちなみに、 粘着性のある銅箔テープとはこちらです。
DCF00119


ELシート購入時にラジオデパートのオヤジがサービスでつけてくれたのですが、正直これをつけてくれなければにっちもさっちも行かなかったと思うと、運がよい私です。

裏返すと、以下のように両面テープがついています。この両面テープ側も、白い紙を外してテスターで測ったら何故か通電しました。粘着って通電するんですかねぇ?(笑)
DCF00128 
これを、ELシートの電極のサイズに細長くカットします。(私は、目分量というか、テキトーにカッターでカットしました。)
DCF00120


でお次は、このカットしたこの銅箔テープにリード線をハンダします。


DCF00121

で、半田で固定したら、 
銅箔テープの裏面の両面テープの紙をはがしてELシートの電極に固定させます。ELシートに極性はないようですので、どちらに繋いでもOKです。

私は、ELシートの電極をまたがない1本はリード線の皮膜を全部とってしまいます。理由は、少しでも薄くして、この後のラミネート加工の際に隙間を作らせないためです。ELシートは湿気に弱いということですので、出来るだけ隙間を減らす努力をしているわけですね。まぁ、ラミネート加工ですから、全体的にコーティングすることになるのですが、この作業でELシートの寿命が伸びるのであれば、たいした苦労ではありません。
もちろん電極をまたぐ方まで被覆を全部とってしまったら、ショートするのはいうまでもありませんので、1本だけです。

言ってることがわからない人は、この作業はしないほうが無難でしょう。


DCF00123 
 
え?ハンダがダマになってないかって?

はい…

とっても恥ずかしいところを見られましたが、この銅箔テープにハンダ作業するのが、対象が小さいのでクルクル動いて意外と難易度が高いんですよ。
あんまり長いこと半田ゴテを押し付けると、裏の両面粘着が溶けてくるし。(って言い訳をしつつ…)

一応、光るかどうかを確認。あとで光らないと面倒ですからねぇ。
DCF00125

もちろん、両面テープでぺッタンと固定しただけのこの状態ではすぐにずれてしまいますので、ラミネート加工をします。
いわゆるパウチ加工ですね。

以下のように適当に位置を合わせたら、
DCF00126

大胆にもそのままラミネーターへ投入です。

位置がずれたり、ケーブルはひん曲がらないかな?と心配になりますが、
DCF00129
数回やってきて、今のところこの方法でずれたことはありません。(もちろん、ラミネーターの機種によるのでしょうが。)

で、出てきた加工済みELシートですが、心配性の私はここでもう一度点灯チェックをします。

というか、ゴール近いここまできたら、きっとチェックしてみたくなりますよ。 

ちなみに、この時点で配線の問題などで点灯しない場合、ラミネート加工を無理やりはがして再度トライしても、ELシートは点灯しました。

実は、一番最初の作成時はミスの連続で、4回くらいやり直しました。熱に弱いと言われているELシートなので心配でしたが、このラミネーター程度の熱に弱いというわけではなさそうです。結局、ハンダを溶かずほどの高熱だと、ELシート自体も溶けてダメージを受けてしまうという意味なのでしょう。



DCF00136

無事に光ったのを確認したので、余ったラミネート部分を除去するために、カッターでカットします。

あまりギリギリですと、せっかくのラミネート加工の防湿効果が薄れますので、LCDの隙間に入り、なおかつ多少の位置調整ができる少し小さめサイズが目安です。

DCF00139



そして裏面です。
DCF00137
 こちらの黒い面とかカットした横側には高圧の電気が流れているらしいので、
LCDユニットの隙間に入れた際に接触するであろう基盤などへの絶縁の意味も込めて、ラミネート加工のような作業は必須です。

つまり、ラミネート加工は、

1.銅箔テープの固定
2.防湿効果
3.絶縁

の3つの意味を持っているのです。

とっても大切ですね。



DCF00140 
で、銅箔テープの固定は、上の写真ように目的を達成できているようです。(かといって、ここまで苦労したのに、わざと力をかけてずらすような勇気はありませんでしたが…)

あと、若干隙間が出来ていますが、この程度は素人の手作業なので、まぁ仕方ないでしょう。

許してください。

オリジナルと比べてみました。下側の二枚は元々のELシートで、上2枚は私が作成したシートです。(上2枚は、あえて裏面と表面で撮影してみました。)

何故か、オリジナルは裏面が銀色のシートで加工されていますね。私の裏面(写真の一番上のシート)は、黒いままです。
DCF00141
以上が、稚拙ながらも私の作成手順でした。

このELシートは、結局バックライトとして使用するので表から直には見えませんので、発光するという目的が達成できていれば、多少の粗(アラ)はわかりません。

皆さん、この過程は軽々やってしまうんでしょうかねぇ?
ネット上の情報ですと、何故かここまでちゃんと解説したページが見当たらなかったので、詳細に載せてみました。

皆さんのオールドシンセの液晶も、これで快適になれれば本望です。

↓「シンセ」をご覧ください。具体的な施術例も掲載しています。 


kis136 at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年10月18日

YAMAHA SY77/SY99 フロッピーディスクドライブ故障

この時期に発売されたシンセ共通の症状として、液晶バックライトの消灯やスイッチの不良などが挙げられますが、ことYAMAHA SY77やSY99、SY85やV50などに関してはプラスしてフロッピーディスクドライブ(FDD)の不良も挙げられます。

ただでさえFDDは壊れるものなのに、このSY77やSY99などは輪をかけて壊れやすいのです。

理由は、ゴムベルトドライブのFDDを採用しているからで、材質である輪状のゴムが劣化して一定期間で必ず緩んだり切れてしまう現象が起こるのです。

まさに輪をかけてこわれやすい!
(やっちゃったぁ…)

今時、ゴムベルト式のFDDなんて売っていません。もちろん、ゴムベルトの交換で一旦は解決はするのですが、またいずれ必ず再発する症状ですから、いっそのことカム式のダイレクトドライブに変えたいところです。これなら、ゴムベルトよりも圧倒的に寿命が長いですし、FDD本体が故障しても何とか入手できますしね。

何故、フロッピーディスクにこだわるのでしょう?

一応音色だけならメモリーカードMCD64でバックアップできますし、リハーサルスタジオなどに置いてあるレンタルSY77に音色を持っていくことも出来ますが、シーケンスデータはフロッピーディスクでないとバックアップさえ出来ないからなのです。 すなわち電源を落とすとシーケンスデータが消えてしまうので、FDDが不調ですとシーケンスデータの保存さえ出来ないのです。こういう理由でYAMAHA SY77やSY99にとって、FDDは重要な部分なのです。(※MIDI BULK DUMPでもバックアップはできるようですが。)

ところで、私のSY77は.織トスイッチの全交換内蔵電池のホルダー化FDDをダイレクトドライブへ交換の3つを、とある専門の方にすでに施術していただいたマシンです。

この施術の内、70個に及ぶタクトスイッチ全交換は液晶ユニットの1枚手前の基板、つまり相当奥にある基板のオペとなりますので分解作業に馴れてないと組み戻しに迷子になりますし、FDDの交換に至っては、FDD接続部のpin数が違うので、それらマッチングさせるためにフラットケーブルをいじって変換する(Panasonic FS-A1F(MSX2)のFDDを丸ごと換装するFDD用26pin-34pin変換ケーブル)という細かい作業がありまして、現在の私でも大いにひるみます。参考までに、 ↓◆↓は、部品+施術代で1.8K(送料、梱包料別)でしたが、作業内容からすると当時の私にとってはむしろお安いくらいでした。

ちなみに、施術してもらったケーブルの配線の様子です。
DCF00035
変換部分をアップで撮影すると、
DCF00041 (2)とっても美しい仕上がりです。(見やすいように、赤色リードの電源コネクタは外しました。)この販売品のような仕上がりは、やっぱり凄いなぁ。この方、現在は積極的に営業をしていないようで、少々残念ですね。ケーブルは、MISUMI(ミスミ)あたりの26芯フラットケーブルでしょうか?35cm位の長さにカットされていました。

FDDは、MITSUMI(ミツミ)のD353M3Dでした。DCF00042 (2)


なお、このいわゆるピンアサインは変換基板などを経由してすることもできると思いますが、やはり上記のようにケーブルだけでできれば美しいものです。一応、メーカー側でも交換26pinFDDをストックしていない為に、代替対応品としてだと思いますがYAMAHA製のオリジナル26pin-34pin変換基板(XS051?)も用意しているのですが、DCF00041
 

実際にYAMAHAから取り寄せるとFDDと基板とケーブルのセッ
トで1万円オーバーでした。お高いですねぇ。(結局未使用のままストックしてます。)

以下は基板パターン。自作したい人用にUPしときます。
DCF00042


以下は取り寄せた際の箱のラベル(型番の参考に:V7719500)当然ですが、SY99でも使える共用パーツなのですね。
DCF00037セットの中身一式。
DCF00040付属のFDDは、ALPSのDF354でした。

結局、目的はどちらも同じなんですケドね。古いシンセですから故障はつきものですが、長年付き合ってきて勝手知ったるマシンですから、なんとか延命させたいところです。 

↓下の「シンセ」のリンクから、SY77のFDD変換フラットケーブルを自作した様子も掲載してます! (ご希望があれば、お譲りしようかなぁ?)


kis136 at 16:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2013年10月11日

YAMAHA SY77 液晶バックライト交換

さて、今回は、本丸のYAMAHA SY77 液晶バックライト交換についてです。

今までに施術したのは、このブログでも紹介したキードードKORG 01/W FDと音源モジュールYAMAHA TG77の2機種です。今回の記事は、上記の続きものとして記載しておりますので、ぜひ他記事も合わせてお読みください。
 
上記2機種の施術ではタクトスイッチも全交換していますが、今回は液晶バックライトのみとなります。

というのも、私のSY77は.織トスイッチの全交換内蔵電池のホルダー化FDDをダイレクトドライブへ交換の3つを、とある職人にすでに施術していただいたマシンなのです。(まぁ、△瞭眤電池ホルダー化は、その前に自分で施術済みだったのですが…)

でも、この残る液晶のバックライト消灯は、そのままでした。
 
演奏中の音色確認などは切替ボタンのランプでするしかないので、音色切り替え後にちゃんとあってるのか暗いステージでは正直とても不安ですし、ライブ直前にフロッピーからシーケンスデータを読み込ませたりなんかに至っては、ハンディーライトを使って液晶画面を注意深く照らしていました。データのLOADを間違えてSAVEなんかしたら一大事ですからね。

それに別れを告げるのです!

さて、毎年10月にやっているライブも無事に(?)終わりましたので、いよいよ開腹作業をしますよ。

とは言っても、実は昔も同様の作業をしようとして、無謀にも開腹までしたことはあるのです。その時は、無機ELシートという存在さえ知らずに、ムギ球などが切れているのだろうと予想していたので、何だったらLEDに交換してやろうか?とか気軽に考えていました。

話は脱線しますが、一時期のカーオーディオの液晶照明にはムギ球などが使われていることが多く、私は実際にこのムギ球をLEDに変えた実績があります。内容としては、定電流ダイオードというものとLED(向きに注意)を直列につなげれば、電流とか抵抗値など深く考えることもなく入れ替えができました。

で、話をシンセに戻しますと、当時は、ほぼ全バラシとなる分解作業に心折れそうになって何度も引き返そうかとの葛藤の末に、2日間かけてようやっと液晶ユニットにたどり着くと、ムギ球どころか液晶一体型ではないですか…

これ以上の分解は無理だ… 

当時はELシートなどの知識もないので、バックライトが一体形の液晶ユニットでは手の施しようがなく、やむなくそのまま組み戻して閉じた苦い経験があります。

さて、今度は2台のシンセのオペを成功させている実績もありますし、前回のTG77の時にSY77用にELシートも作成済みです。
 
知識も経験も万全ですよ!

カマナッ!!

ということで、開腹。

DCF00705まずは鍵盤部の上にあるセンサー部を外していきます。ここはかなりデリケートな部分ですから、電ドリでツッルっと滑ってセンサーをひしゃげさせないように、ドライバーで手回しすることをおすすめします。 (私は、何度も痛い目にあってます。今回は、手回しでもツルっと行きそうになります。)

あとで、ケーブルの取り回しの参考までに、基板アップの写真も撮っておきます。
DCF00728さて、ここからは大幅に省略してザクザク外していきますけど、十数年前は心折れそうになった作業です。

私も成長したもんだ。

で、ようやっと見えてきましたよ。DCF00747


タクトスイッチのついている基板です。たしか、この基板の下に最終の液晶基板が隠れているはずです。

パカっと開けると…
DCF00749 
いた!!

前回から10年ぶり位のご対面です。というか、シンセの表からはいつもご対面してましたが…DCF00852
 
で、 液晶基板ユニットOptrex DMF5005Nの接写の記念撮影(上)と、それが外された本体の図(下)です。ホントに最後の最後、最深部の基板ということがわかりますね。しかし、この抜けた部分が物悲しくも、「液晶よ!早く戻ってこい!!」とつぶやいているような気がしませんか?(笑)

DCF00860


下は、作業場の図です。ここまで分解するには、いろいろ外してますからねぇ。

DCF00003
かなりお店広げてますよ〜!でも、これバラしていった順番なので、逆に組み戻すときにやりやすいんですよね〜。戻れなくて迷子になってると時間だけが過ぎていき精神衛生上もよろしくないので、せめて外した順序くらいは最低限記録しておきたいものです。あと、ネジの管理も必須です。


 
DCF00965で取り外して、集中治療室という名のボロテーブルへ移動(笑)。

 これから、基板と液晶の間のELシートを抜くのですが、ここがいつも最大の難関です。ELシートが接着剤で基板にベッタリとくっついているからです。上記の写真のように基盤側にはそこそこのチップが載っているので、その裏側とは言え無理に剥がそうとして傷つけるとヤバそうです。もちろん逆側の液晶部だって相当デリケートなはずです。更にそれらをつないでいる両脇の台座は電導性のあるゼブラゴムです。ずれるだけで液晶に線が入るなどの一大事が起こりえます。(今回は黒の鉄枠をつけたままの施術なので見えにくいですが、過去の施術KORG 01/Wの時に一回失敗しています。ご覧下さい。)繊細に大胆にやるしかないのですが、一番緊張する瞬間です。

裏返して、いつもの見慣れた液晶です。
DCF00861で、この横にあるハンダを外して…DCF00879

定規などを差しこみます。

DCF00891もうこのブログのシンセメンテシリーズをお読みの方なら、「あ、またこの定規でお馴染みの作業だな」とお思いでしょう。私も3度目ともなると、流石にこなれてきました。この定規はキャンドゥで100円で購入したのですが、いまや専用ツールとして暗躍しています。お!ねだん以上ですね。
DCF00906
例の液晶周囲の黒い鉄枠も、今回は外さないで施術中。


 あれ?意外と簡単にはがれたぞ!?


これ、私の馴れなのか、単に接着剤が少なかったのかはわかりませんが、今回はとっても順調です。

DCF00914で、ご本尊です。
DCF00943
写真ではわかりにくいですがピンク色なので、白色発光のELシートということですね。

裏面です。DCF00923 
やっぱり若干、接着剤の跡が少ないかな?しかし、安産でした。 

今回は、前回のTG77の交換時に、ついでに作成しておいたELシートを挿入し位置調整します。位置調整後の私のELシートの固定法ですが、接着剤などは使わずに、ハンダ側はそのままでいいとして、逆側はセロテープでペタっと押さえて終了です。ちょっと、ラフ過ぎるかなぁ?
 
DCF00001色は高輝度ブルーグリーン色です。以前のTG77の時にも言及しておりますが、SY77は液晶の文字色が濃紺なので、バックライトがブルーグリーンだと同じ青系ということで色がかぶり、少々見づらいかもしれません。私の場合は、すでにこの色で購入・作成していたのでこれを入れました。個人的にはデフォルトと同じ白色発光のほうがお勧めかな。
 
ちょっと気になるのは、液晶基板のコンデンサーが液漏れっぽいのかなってことです。
DCF00005まぁ、今のところ使用上の不都合は出ていないので交換せずでしたが、何か問題あるのかな?

てことで、あとは組み戻しです。

 一連の作業自体に馴れてきたせいか、それともELシートを事前に用意していたせいか、本日の作業は非常にスムーズです。

 では、シンセに火を入れます!

DCF00009ファイヤー!!

液晶も不具合なく、バックライトもバッチリ点灯しております。

参考までに、照明を落とすと…
DCF00011
いいですねぇ。 

ちょっと離れると、
DCF00012
暗い中でもバッチリ光っていることが分かるでしょう!!(撮影の関係か液晶の文字は見えにくいですが、実際にはもちろん判別できます。)

愛機だけに使い続けて、段々暗くなっていった液晶バックライト。

これ、やりたいと思ってから15年越しくらいかな?思いだけは中学生に成長して、やっと実現できました。SY99でも同様に出来ることでしょう。

DREAMS COME TURE !!

ってほどじゃないか。 

これで、あと10年は使えるかな? 
次回は、いっそのことLEDに変えてみたいものです!! 


kis136 at 20:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年10月08日

YAMAHA TG77 液晶バックライト交換&タクトスイッチ交換&内蔵電池ホルダー化

前回、KORG 01/Wの液晶バックライトとタクトスイッチ&スライダーの全交換をしたわけですが、徐々に本丸に向かいます。

そう、私の本丸は、メインマシンの1つであるYAMAHA SY77です。

そのために、サブマシンである01/Wを犠牲にする覚悟でオペしたわけですが、危なく液晶破損という失明寸前で蘇ってきたのは、以前にもこのブログで掲載しました。 

さて、お次は、本丸の前段階でYAMAHA TG77です。(じらさないで早くSY77に行けって?いやいや、ライブ本番前ですから、ヘタにいじって壊したら一大事です。ライブができません。毎年恒例の10月のライブの後に本丸SY77の施術は行う予定です。)

TG77とは、ご存知YAMAHA SY77の音源モジュール版です。
無駄に3Uもの高さをもつ筐体ですが、実は練習スタジオの関係で最近落札しました。
バンドメンバーの仕事の都合で、朝の10:00〜12:00に御茶ノ水でなくてはならず、そのスタジオには我が愛機のSY77がありません。

ということで、持ち運び可能なモジュール版TG77を、お試しということで落札。そもそも興味はあったのです。
相場より高い約1.5K円15k円でした。時にこの半額くらいで落札されているこのマシンですが、何故かヤフオクでは1ヶ月のタイミングのズレでこういうことが起こるものです。が、今回はそんなこと気にしていられませんでした。

入手した状態としては、この当時の機種にお約束のバックライト極暗&数箇所のスイッチの接触不良でした。
う〜ん、オークションのページには、スイッチの不良は記載がなかったぞ!
しかし、どうせ全交換する予定でしたので、全く問題ありません。

こんなこと言えちゃうのも、D.I.Y.のおかげです。

何でもD.I.Y.万歳!!

ということで、タクトスイッチ交換です。
sy77先日施術したKORG  01/Wに比べて高さのないスイッチです。いつものように、秋葉原の千石通商さんで購入。

さて、音源モジュールですが、鍵盤付きシンセと違ってバラシ作業がホントに楽!
鍵盤付きの場合は、ひっくり返して裏蓋を開腹して最後の最後に液晶があるのですが、モジュール版はすぐにたどり着けます。

あっけないくらいにスイッチの基盤と液晶に到達。 

ますはタクトスイッチです。
 P1000216









これだけの個数ですから、ハンダを吸い取るシュコンッってやつで筋肉痛になりそうですが、そこは持ち前の根性で乗り切ります。コーヒーをのみながら、数個ごとに腕の披露の回復を待って再開です。(って、根性使ってないじゃん!?)

で、お次は液晶バックライトです。鍵盤付きシンセの開腹を経験していると、ホントにこんなに楽に行き着いていいんでしょうかと不安になるくらいあっという間にたどり着きます。

ハンダを外して、バックライト(ELシート)を抜き出す準備です。
P1000218 
今回も黒い鉄枠も外して作業してます。

P1000220 

そういえば、なんでこれ外すんだろ?って疑問の人もいると思います。01/Wで初めてやったときは、分解すればするほど簡単にELシートを交換できるだろうということで,後先考えずに外しちゃったのですが、先日このブログで書いたとおりそれが裏目に出ましたね。ところが今回は、写真にあるように、黒い鉄枠が基板と液晶の隙間を覆っていますので、その隙間からELシートを抜き出すのに外さないと仕方ないのです。

そもそも、同じ液晶なのに、なんで違う形状なんだろう?とか思いつつも、先に進まないので、ガンバリます!

できれば次回の施術時には、この鉄枠はつけたままやってみたいもんですね!! 

P1000221 

で、液晶の台座となっている伝導性のあるゼブラゴムがずれないように気をつけて、前回も使用した鉄定規にて基板とELシートの粘着をはがしていきます。この工程がやっぱり大変だけど、前回の経験がモノをいいます。

で、抜き出したご本尊が以下のピンクのシート。
P1000222 


ほとんど、01/Wの時と同じサイズです。というか、これMDF5005NDMF5005Nですから01/Wと同じ液晶ユニットを使ってますね。同時期のシンセですから、液晶の大きさも横並びということでしょうか?

で、下側の光っているのが、私が作成したELシートです。(9V電池駆動の専用インバーターで光らせてます。)
P1000224




ここからの作業は、01/Wのときと同じですからサラっと流しますが、初めての人にはここだけでも充分に重い作業です。詳細については、ぜひ01/Wのバックライト交換の記事を参照して欲しいのですが、一応01/Wの時の復習を兼ねて記載します。(p.s. 別途、ELシート作成ページも作りました。下↓の方の”カテゴリー”で「シンセ」を選択してください。)

ELシートをカッターで同じようなサイズにカットして、 粘着性のある銅箔テープにリード線をハンダして、その銅箔テープをELシートに貼ります。私が参考にしたページと動画は、以下のリンク先です。
http://el-itylab.com/?mode=f2

で、お次はラミネート加工です。

これ、なんでラミネート加工をするのかというと、一つに両面で止めただけの銅箔テープの固定という意味もあると思いますが、最大の理由はシート裏側に電流が流れているらしいので、絶縁という大切な意味があります。ちょうど緑の基板側に電流が流れているシート面が接触するのですから、完全アウトですよね?更にELシートが湿気に弱いということにも由来しているらしく、それら3つの意味合いで”必須の工程”です。 (01/Wの時の再掲載)

この時は、近日中に予定しているSY77のELシートの分も含め、2つ同時に作成しておきました。
液晶のサイズがわかっている以上、同じ工程を分けてするのは作業時間の浪費です。 

で位置合わせです。

P1000225 実は、01/Wの時には痛恨のミスがありまして、このELシートの位置合わせを液晶の真上からしかチェックしていなかったので気づかなかったのですが、組み立ててみたあとの
演奏時には液晶は斜めから見ることになります。

意味分かります?

ちょっと想像して頂ければわかると思いますが、鍵盤は人間の前に置いて弾くので、その液晶も目の真下ではなく少し前方に位置します。すると、液晶上部の隙間に目が届くことになり、このときになってやっとELシートが
ちょっとだけずれていたことが判明しました。液晶文字部分には全部かかっているので実用上全く問題はないのですが、クオリティー的に気にならないかと言われれば気になります(笑)。あえて直すまでもないのでそのままですが、このような心残りは残したくない!!

ということで、今回はその辺も特に気を使うことにします。 

音源モジュールですので、鍵盤とは違い上から見ることが多そうです。ということは、むしろ液晶の下のチェックが大切なのかな?

一応、上下左右からのチェックを入念にし、調整。OKですので、仮組みです。

P1000226 
鉄枠のはめ込み&かしめは経験がものをいいます。ということで、ゼブラゴムに圧をしっかりかけながら鉄枠の足を曲げて戻しますと、01/Wの時のような文字切れの失敗もなく、液晶の文字がきれいに全部出ました。ということで、組み立てていきます。

P1000228 
参考までに、私は高輝度ブルーグリーン色の無機EL板を購入しちゃっているのでこの色を使っていますが、YAMAHA TG77ではデフォルトで作用されている白の発光色が無難かもしれません。というのも、この機種は文字の色が濃いブルー色ですので、 バックライトがブルー系だとかぶって少し見にくい気がします。

 とはいえ、暗くしても見れるのは、やはり便利ですね。(液晶周りのロゴやボタンが見えないところから、消灯した部屋での撮影ということがお分かりいただけますでしょうか?)
P1000227













最後に内蔵電池のホルダー化ですが、苦労の割には効果は低いかもしれません。

電池ホルダーの足のサイズが、基板の穴となかなか合わないのと、 そもそも、開腹後に基盤を
1枚外さないと内蔵電池にたどり着かないからです。鍵盤付きのように、裏ブタ開腹後にすぐに電池が見えるのならともかく、1枚基盤を外すのってどうなのって感じです。
DCF00891
 
下の写真のように、せっかくホルダー化しても下側の基板に電池があるので、上の基板を外して交換する必要が出てくるのです。(わかりにくいかもしれませんが、これは既に上の基板を外した写真です。この音源モジュールは、二枚の基盤が重なって構成されています。)どうせやるならリード線で引っ張って、ふたを開けたらすぐにアクセスできるようなところに移動したほうが、いいかもしれません。
DCF00914 
ということで、無事にミッションコンプリート!

さて、このTG77ですがフロッピーディスクドライブがないので、SY77からフロッピー経由でMIDIデータを移行できそうにありません。でもメモリーカードYAMAHA 
MCD64で行けるだろうということで事前に考えて、TG77を落札したのです。

実は、今回のライブは曲の中間部で
SE的にシーケンサー使いますので、シーケンサーが必須なのです。ということで、SY77からメモリーカードMCD64経由でMIDIデータくらい送れるだろうとタカをくくっていたのですが、いよいよSY77側のUTILITY画面でCARDを選ぶと、予想に反して音色データしか保存できない模様。

ダメじゃん!

ということで、このTG77はメンテ&チェックだけして、結局未使用保管ということになりました。まぁ、TG77はDA変換部(DAC)がSY77よりグレードアップしていて、音色がクリアというか抜けが良いなどのレビューがありますので、以前から所有欲はあったのです。これをSY77に移植できないもんかな?Trinityと一緒に使うと、どうしても音抜けが悪くてねぇ。いや、DACの後のオペアンプを交換するだけでいいんじゃない?でも、そうすると本来のSY77の音色じゃなくなるか…なんて、DIYはいろいろ悩めて楽しいですねぇ(笑)

そもそもTG77にシーケンサーって入ってるのかな?内蔵のデモ曲は流せるんだけど、これがシーケンサーとして打ち込みや読込&書き出しできるのかは不明。いや、そもそも音源モジュールだから無理だろうなぁ。デモはROMに焼いてるんだろう。

あと、MIDI BULK DUMPというのがよくわからないので、近日中に勉強してみますが…(TRINITYのモジュール版TR-RACKでは、FDDはおろか
メモリーカードスロットもないようなので、TrinityからTR RACKに音色を移行するのに必要になりそうです。そうです、実は今回はTR RACKも購入してしまったのです!!で、これも結局使わずじまい。無駄遣いの極致ですね。あれ?このブログのタイトルって何でしたっけ?まぁ、知識や経験はお金を払ってでも得るべきものですし、いずれ売ればいいのでということで、お許しください。)

次は、お待ちかねのSY77でバックライト交換に挑戦します!!
乞うご期待!! 


kis136 at 21:09|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2013年10月04日

KORG 01/W FD 液晶バックライト交換&タクトスイッチ全交換 2

さてさて、前回の失敗は、確認作業を怠ったことによります。
そこで今回は、一回一回確認作業をしていくことにします。

早く作業を終わらせたいとか家に帰ってビールを飲みたいなどというダークサイドに落ちたら(笑)、直せるものも直りません 。

今回は、”バックライトの点灯”に追加して”液晶の復活”という、余計な作業が増えてしまいました。

さて、前回組み立てたボディーの上から液晶近くを押すことで一部液晶の文字が復活したことから、分解して液晶部を直に押すと、もっとはっきりと効果がでることが期待されます。

DCF00842












じっくり、今日はトコトン付き合ってやるという気持ちで、再開腹します。

まずは、そもそも前回光らなかったELシートまで遡ってみました。これ、いかにも雑ですね。じつは、リードとして手頃な線がなかったので、ホッチキスの針をつかっていました。(汗)

DCF00841











ということで、ラミネートをはがしてちゃんと被覆されたリード線に交換してみました。湿気に弱いのにリード線が太くなってラミネートに隙間ができてしまいましたが、そこはセロテープで防湿対策。(効果あんのか?)

 で、やっちゃっていいのかわかりませんが、電源部のみに接続して電源ON!
 
DCF00870










ついた!この電源部の一部にELインバーターがあるのですね。

参考までに、部屋を暗くすると…
DCF00871 











まばゆい!!(爆)これはいい!!
元は白色発光だから、ブルーグリーン色のカスタム感もバッチリだし。

これで、第一関門突破。

お!こうなると現金なもんで、なんか気分もノってきたぞ!

お次は、消えた液晶の修復だ!

文字が見えないとそもそもの確認作業のしようがないので、メイン基板らしきものを電源部と液晶に接続しちゃえ。


DCF00872












あられもない姿の01/W

しかし、狙い通り点いたぞ!
DCF00873









切ない表示模様ですが、当初の予想通り、直接液晶の左上や左下を強く押さえたら、文字が戻ってきた!

DCF00874DCF00875













液晶を押す場所によって、部分的に復活したりするので、黒い鉄枠を戻す際に基版と液晶をつなくゼブラゴムにかける圧が足りなかったのだと判明し組み直ししました。

結局、黒い鉄枠を脱着する際に足を曲げる必要があるのですが、鉄製だから金属疲労でポキっと折れると嫌なので控えめに曲げていたのが裏目に出たらしいのです。ちょっと斜めに曲げるくらいに、ゼブラゴムに大胆に圧をかけつつ固定。

DCF00877 











ヤターッ!!!
完全復活!!

ビューティホー!!


で、「Battery Low」のメッセージも出ているので、CR2032バッテリーも交換しました。
この当時のシンセは、最初からホルダー式だったんですね。親切設計!!(最近のシンセは、手数料目的なのか基板直付けのタイプなのです。セコイまねすんな!)
DCF00882 









で、この01/Wは内蔵のROMにデフォルトの音色も入っており、Trinityのように初期化フロッピーディスクなどがなくても工場出荷時の音色に戻せます。確かGLOBALモードからページをめくっていくとあったかと。

これで蘇った、というかカスタムされた私の01/W FD。 

正直、二度とやりたくないというか、でも怖いもの見たさでまたやりたいとも言える術後感です。 

しかし、気持ちを落ち着けて作業したら、とっても穏やかに、しかも早く作業できました。 

やはり、慣れてない作業をするときは、気持ちの余裕が必要ですね。 

kis136 at 19:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

KORG 01/W FD 液晶バックライト交換&タクトスイッチ全交換 1

KORGの大ヒット製品M1。
その後継機種ということで、M10と名付けようとプレゼンテーションした際、対面に位置する社長から見たら文字が逆で、01Wとなったという逸話があるKORG 01/W。

実は、私の現在のメインマシンYAMAHAのSY77を買う前に、このシンセと迷った経緯があります。

なんといっても、ハードなオーケストラヒットや固めのピアノは01/Wがよいのですが、逆に柔らかいリアルピアノなんかは圧倒的にYAMAHAが好みだったのでSY77を選んでしまいました。

ただ、結局今ではサブマシンとして01/Wも持ってます。

ちなみにSY77に限らず、当時のYAMAHAの弱点はドラムの音でした。一方で、STRINGSやソロシンセ系、ブラスも1980 BRASSというのは非常に使えます。そうそう、SY77のBRASS系も、私の好みだったので購入したんでした。

話が脱線しましたが、この当時のマシンはいずれも状態が劣化しており、共通の症状としてスイッチの接触不良と液晶バックライト(無機ELシート)弱灯・消灯が起きてしまいます。特に、ELシートは徐々に暗くなって、最後にはついているのかどうなのかわからなくなるという物悲しさです。

どちらも、ライブで使用するには、曲変わりの暗転して暗い中ではとっても不具合があります。

そこで、スイッチを全交換、バックライト(=無機ELシート)の交換です。

参考までに、私のマシンは、01/W FD SMF対応の後期バージョンです。

さて、普段の演奏時には液晶画面というのは一番手前にあるわけですが、分解時はシンセをひっくり返して裏蓋から開けるのですから、今度は逆に基板などを外していった一番奥ということになります。DCF00820
外した鍵盤や基板の一部です。
(なお、一番上にある鍵盤のセンサー部の脱着だけは、電ドリを使わないほうがいいと思います。結構デリケートな部分なので、電ドリがツルっと滑ってぶつかるとすぐにセンサーがひしゃげて修正がやっかいです。過去の分解時に、何度も痛い目を見ております。)


更にその液晶を外して、液晶と基板の間のバックライトを交換ということになります。ELシートも、同じサイズのものが売っているわけではなく、自分で作成・加工します。気軽な気持ちでやると、心が折れます。ある程度のスキルのある人が、精神的にも安定していて時間的にも余裕のあるときにやることをお勧めします。

DCF00821


特に、ケーブルの取り回しや、外したネジはどこに使っているのかを、写真を撮ったりメモしたりと、ネジの保管場所も作っておく方が効率が上がります。作業スペースもそこそこの広さがないと、効率が悪くなりますよ。

私が購入した01/Wのタクトスイッチは、以下になります。このようにデータがあるなら事前に購入できるので便利ですね。今、このブログを見ているあなたは、とてもラッキーだと思いますよ。私はバラシの途中で、パーツを持って秋葉原に買いに出かけましたよ。(ちょっと恩着せがましいですかねぇ?)使用個数は37個でしたが、念の為に40個購入。

01w

デフォは黒のタクトスイッチでしたが、白しかなかったので白に変わりました。
内部の基板なのでどうせ見えないのですが、黒→白はカスタムっぽくて自己満足の極致です。
DCF00845









あと、VOLUMEスライダーもガリがあったので、VALUEスライダーとともにこちらも交換完了。VOLUMEの方は、L-RのSTEREOなので2連式ですね。

どちらも秋葉原の千石さんで買いました。

さて、いよいよ問題の液晶バックライトの交換です。
これは、相当難易度が高いですよ。

まず、元々は白色のELシートが入っているのですが、私は高輝度のブルーグリーンを選択してあります。これは、ずいぶん前に秋葉原のラジオデパートで購入するだけしたのですが、当時の私にはハードルが高くて持っているだけでした。最近は、LEDの台頭でしょうか、無機ELシートをあまり見かけなくなりました。今購入するなら、共立エレショップITY LABなどのネットショップあたりが無難なのでしょうかねぇ?

話をもどすと、01/Wは液晶の文字が黒ですので、バックライトをブルーグリーンに変えても見やすいのです。対してSY77などは文字が濃いブルー系ですので、バックライトもブルー系ですと少々見づらいかもしれません。気になる人は、液晶文字の色でELシートの発光色を選ぶと良いのではないでしょうか?


さて、いよいよ液晶にたどり着きました。
DCF00824











この、黒い鉄の枠を外したところです。枠の裏側の鉄製の足をラジオペンチで曲げますので、折れないか不安です。(結局、この不安が後のトラブルを引き起こすことになるのですが、作業は繊細にして大胆にいかなくてはいけません!!)
DCF00826











問題のELシートは、この液晶と緑の基板の間に挟まっているのです。
DCF00827












いた!コイツだ!!

伸びているリード線を固定している半田2点を外して、シートを引っこ抜きます。

と、ここで思わぬ障害が発生!!

液晶と基板の間にELシートを挟み込んでいるのですが、粘着でガッツリついているので、全然抜き出せません。
仕方がないので、私は鉄定規(100円ショップキャンドゥで購入)を突っ込んでギコギコしてはがしました。

液晶を傷付けるとまずいのと、液晶と基板をつないでいるゼブラゴム(写真で言うと、液晶の両端の白-黒-白のゴムの台座)がずれると一大事です。というのも、液晶が映るのはこの通電性のあるゼブラゴムのおかげなのです。
ずれたりしたら、液晶に線が入ったり最悪映らなくなりますから、正直ここが一番の難関です。

つまり、上(液晶)も下(基板)も左右(ゼブラゴム)にも気をつけなくてはならないのです。

どないせぇっちゅうねん!!

根性&繊細!!
DCF00819








とうとう抜けた!

自分のサブマシンだからこそできる荒技です。この作業を初めてやる際に、自分のメインマシンでは、なかなか勇気は起きません。ましてや人様のマシンではムリムリ。

マシン一台、捨てるくらいの気持ちが必要です。

で、こいつが抜き出した本尊です。
DCF00832







 



裏面はこんな感じになってます。
DCF00835 











格闘した接着剤の跡が見えますね。ここまでベッチャリつけなくても、ねぇ…

で、これと同サイズになるように、ELシートをカッターで切ります。

ちなみに、電極が2本はいるようにシートをカットしないと、点灯しなくなるのはいうまでもありません。言ってる意味がわからない人は、この作業自体をやらないほうが無難でしょう。
DCF00840











で、電極を接続するためのリードを出しますが、そのリード線とELシートの接続に ハンダなどは使えません。

というのも、ELシートは高熱には弱いため、粘着性のある銅箔テープに一旦ハンダして、そのテープをELシートに貼ります。

この銅箔テープの粘着部は伝導性のある両面テープなんですね。半信半疑でしたが、伝導性をテスターで確認したところ、確かに通電してました。

私は、当初この銅箔テープのことは詳しく知らなかったのですが、購入したラジオデパートのオヤジが「銅箔テープはあるの?サービスしとくよ!」ということでつけておいてくれたものです。なお、「インバーターも必要だよ」というアドバイスもいただいたのですが、「今あるシートを入れ替えるだけですから…」と知ったかぶって購入しませんでした。

今思えばそこそこ的を得た返答でしたが、バックライトの位置の微調整の為に、電池駆動式のインバーターを今回購入しました。

なお、参考にしたページと動画は以下のリンク先です。
http://el-itylab.com/?mode=f2

注意点として、リード線の1本は電極をまたぐことになるので、ショートさせないように 気を使う必要があります。

で、お次はラミネート加工です。

これ、なんでラミネート加工をするのかというと、一つに粘着で止めただけの銅箔テープの固定という意味もあると思いますが、最大の理由はシート裏側に電流が流れているらしいので、絶縁という意味があります。

たしかに緑の基板側に電流が流れているシート面が接触するのですから、完全アウトですよね?

更にELシートが湿気に弱いということにも由来しているらしく、それら3つの意味合いで”必須の工程”です。ところで、熱に弱いのにラミネートしても大丈夫なの?とも思ったんですが、この程度だと全然大丈夫みたいです。実は私はラミネートに失敗して、ラミネートを剥がしてやり直しなんていうのを3〜4回くらいやったのですが(!?)、全然問題ありませんでした。 

DCF00841 











苦心の手作り感、満載です(笑) 

よし、いざ挿入!!
DCF00843 












で、ハンダで電極と接続。

DCF00844 




















これで組み戻せば、OKのはず。 

と、一連の流れと逆の作業を確認もせずに戻していくと、交換したバックライトもつかない上に、作業前にはちゃんとしていた液晶が一部映らんではないか!!
DCF00838











ぃやってもうたぁぁぁ!!!!!!!!!

こんなことなら、バックライトなんて光らんでもまだマシだったぁ!

ただし、ホントに偶然なんですが、組み戻したボディーの外から液晶下部を強く押すと、一部液晶が復活することを発見。

DCF00842











う〜ん、やはりゼブラゴムがずれたか!?

私は、一瞬このシンセ粗大ゴミに出してやろうとさえ、投げやりになりましたよ(笑) 

この日は激しく疲れたので(涙)、別日に持ち越しとします。 
実は、こんなに大変な作業だとは思っていなかったので、少し慌ただしい中で作業してしまっていたのです。

十分な時間と、気持ちの余裕が必要な作業ですので、いろいろ整えてから 望みましょう。

参考までに、スイッチ不良やスライダーのガリは完全に消え去りました。
粗大ゴミに出さずに作業を持ち越した、唯一の希望・理由です。 

次章に乞うご期待!! 

↓の「シンセ」をクリックしていただけると、シンセ関連の話題が連続して見られます。 


kis136 at 19:08|PermalinkComments(6)TrackBack(0)clip!

2012年11月20日

YAMAHA SY77 音作り2

さて、前回は長々と「時代は音色は買う時代」となっていったわけを説明したわけですが、それはそれとして、購入した音色にもドンピシャの欲しい音があるわけではありません。
 
つまり、プリセットや購入した音色などから、多少のEDITする能力というのも必要になるわけです。

結局、ゼロからの音色作成とまで行かなくとも、ある程度の音色のEDITへの欲がでてくるのです。

SY77では、結局は最大4つのエレメント(基音)が重なってVoice(音色)を構成しているのですから、まずはそれらを組みなおすというのが初歩の初歩といえます。この重ねることを、専門用語でレイヤーと呼びます。「最大4つのエレメントをレイヤーしてVoiceを構成できるんだから、SY77は分厚いサウンドが出せるんだよ!」とかいうと、マニア同士では「こいつできるな!」となりますが、女にはモテないという残念な事態になります。

話を戻しまして、つまりは、Voice(音色)をエレメント(基音)にバラして、また再構成するということです。 

大体にして、コピりたい目的の音色があったとして、シンセ内部のプリセットを全部丁寧に聞いてみると、このVoice(音色)のこのアタック感と、このVoice(音色)のパッド感などを組み合わせたらそれっぽくなるのではないか?と見えてくるものです。

それらの音色(Voice)から目的のエレメント(音)だけを抜き出し、それらを新規の音色(Voice)として重ねてみると、そこそこ似たいい感じになったとします。

けど、まだちともの足りない場合があるとします。

あるいは、もっと、こんな音も足してみたいとかも出てくることでしょう。 

ということで、この欲を原動力にすると、パーカッシブなノイズを足そうとか、音量のバランスを変えようとか、更にもう少し似た音を重ねて厚みを出そうとか、このエレメントは他のエレメントに比べて抜けすぎるので、馴染ませるようにフィルターで削ろうとか、エフェクターでコーラスをかけて分厚く聞かせようとか、それだけでも随分希望の音色に近づくのであります。

ということで、基本中の基本、エレメントのコピー方法です。

EDITを押して、EDIT画面でCOPYボタン。
要約しすぎましたが、非常に簡単です。 

今回は、ELEMENTのコピーが目的ですから、例えばエディットしたい音色を選んで「EDIT」を押してEDIT画面に入ります。

で、変えたいコピー先のエレメント、例えばE1を選択してPitchEGなどに入り「COPY」ボタンを押します。
すると、 コピー元となるソース(Src)とエレメント(Elem)が選べます。これ、ソース=Voiceでエレメントは最大4つで重ねた構成音の元です。
もちろん、AFMのエレメントにAWMは入りませんから、違うタイプを選ぼうとすると「Element type mismatch !」とアラートが出ます。 
欲しいエレメントのタイプが違った場合、modeボタンで組み合わせ自体を変えて、目的のエレメントを持ってくることもできます。

これで、AFM,AWMが最大で4つ重ねられます。
基本中の基本ですが、これだけで幅が広がります。
プリセットではなく、イメージの音色へ自分で近づけられるのは、とても楽しいものですね。
 



kis136 at 20:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年11月16日

YAMAHA SY77 音作り1

いまや完全にオールドデジタルシンセに位置するYAMAHA SY77ですが、私は使い慣れたせいか、未だにこのマシンが好きなんです。

YAMAHAといえば、大ヒット商品DX 7に代表されるFM音源ですが、SY77はFM音源×2+PCM音源×2みたいな4つのエレメント(音)を重ねて1つのVoice(音色)として演奏することができます。

これだけでも、当時は分厚そうな音色の印象をうけますよね? 

ちょっと話はそれてマニアックな話なのですが、SY77ではアドバンスの"A"をつけてAFMとかよんでいましたっけ。一方のPCM(サンプリング)音源の方は、YAMAHAではAWMと呼んでいました。これらを組み合わせたSY77/SY99/TG77の音色を、「RCM音源」と名づけたらしいのですが、PCM(サンプリング)音源と字面が似ていて混乱します。言葉にうるさい松本人志さんなら、激怒することでしょう。Realtime Convolution&Modulationの略って言ったって、ホント意味不明だし。

必要か?このRCM音源っていう呼び名!!

しかし、当時は確かに流行っていたんですよ。
KORGの
aiスクエアシンセシスとか、ROLANDのLA音源とか意味の分からないネーミングが。
「なんとなく、クリスタル」とか意味の分からないものは高尚的な観点から、抜け切れていない世代なんでしょうねぇ。

さて、シンセといえばフィルターですが 、そのフィルターにレゾナンス機能もついて「ビヨーン」みたいないわゆるシンセベースっぽい音色から、生っぽい音色まで幅広い音色を作成することができました。このレゾナンス機能、私は音作りにはとっても重要だと思うんですが、KORGやROLANDなどの当時の他のデジタルシンセには、何故かついていなかったと記憶しています。この点でも、私がYAMAHAを選んだのには、意味があるわけです。

ところで、時代は音色は買う時代となっていました。
 
というのも、デジタルシンセ素人には音色のEDITが難しいということからでした。具体的には、デジタル化された弊害として、アナログみたいに一つ一つの機能がつまみにアサインされていないということです。
 
つまり、このツマミをいじってみると…あぁ、こうなるんだという感覚的に覚えていきたいのがアーティストの性(さが)です。

ところが、各機能へのアクセスが階層化されてしまったために、ユーザー側としては、目的の効果・変化を得るためには、まずその機能のページに行ってからパラメーターをいじってというエンジニア的な忍耐・才能が要求されることになるのです。

一方、デジタルシンセ側としては液晶画面が必須となりましたし、ボタン類はその機能のページごとに役割が変わるマルチボタンとなるということで、あの小ざっぱりとしたデジタルチックなルックスに変貌したのです。まぁそれも、いま考えればとっても貧弱な液晶画面でしたが、逆に考えるとあの貧弱な液晶画面と少ないスイッチ類で全機能を網羅できるということは、”非常に効率はよい”ということです。

結局、目的のEDITページには、自分から入らないと隠れてみえていない。ということは、機械操作に弱い人は生涯見ることのないページとなる可能性だって秘めているのです。

ここ、大切なので突っ込んで言い方を変えてみますと、このツマミがこの機能という風に固定されていないので、一生見ることのないページがある=実質的に一生いじらないツマミもあるということです。

アナログシンセを通過してきた人たちには、効果(=変化)と名前(=機能)が一致していて問題なかったのかもしれませんが、すでに相当数の機能が揃っている状態でシンセに参入する我々デジタル世代には、根本からのお勉強ということで、大変ハードルが高かったのです。
 
で、自分でEDITするのが難しいので、音色は買う時代となっていったわけです。
つまり、音色作成のプロが生まれ「生福シリーズ」などの音色が販売されヒットするわけです。


kis136 at 14:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年11月01日

KORG TRINITY OSバージョンアップ

KORG TRINITYは、OS(システム)のアップデートができるという、当時としてはとても画期的な性格を持っていました。

今でこそ、ファームウェアのアップデートという言葉は馴染みがありますが、これ以前のシンセにはなかったとおもいます。というか、家電含め当時の他に売っているものでファームウェアのバージョンアップってなかっと思うんですけど、私が知らないだけ??

実際に、このアップデートの実行で、操作性の向上や、液晶のタッチセンスも若干改善したような気がします。

例えば、初期バージョンでは、カテゴリー(BRASSやSTRINGSなど)を選んだ後、ズラズラっと出てきた音色を選ぶとそのプログラム画面に飛んでしまい、BRASSというカテゴリー内の音色をパッパッと選んで試聴することができませんでした。

つまり、現在のバージョンだとできる、STRINGSなどのカテゴリー画面を固定したまま数種類の音色をプレビューするという、至極当たり前のことができなかったと思います。

で、アップデート後は、具体的に言うと左上にクリップだか安全ピンみたいなアイコンが出現して、そこをタップするとカテゴリー画面のままSTRINGS音色を選択できるのですが、多分このクリップがなかったように記憶しております。実に不毛な動作を繰り返さなくてはなりませんでした。

これに代表されるように、OSアップデートはとても重要なアップデートといえます。

私は、発売まもなく購入したので、1回アップデートのシステムディスク(フロッピー)2枚組が送られてきたのですが、それ以後は送られてきません。

通常、最終バージョンが、バグも修正されて一番パフォーマンスがよいとされていると思うのですが、自分の鳥(TRINITY)が最終OSなのか知りたい!! 一番よい状態にしたい!!

ということで、KORG JAPANのサポートサイトへ 

ない!
名機TRINITYが、すでにないではないですかぁあ!!

頼むよ! KORG JAPAN !!

フロッピー2枚程度のデータ、そんなにサーバー容量を圧迫するわけではないだろ!?

しかし、嘆いても仕方がない。
で、ネットで情報をあさると、KORG USやKORG UKにはあるらしい!!

英語かぁ…

かつて英検2級を誇っていた私(笑)ですが、逆にいうと英検2級程度×相当の時空が経過しており中学英語さえもビミョーなこの頃。

でも、やってみましたよ。

ちなみに、調べてみると機種によって2種類の最終バージョンがあります。

無印TRIかSOLO-TRI搭載は、「V2.41」が最終 
MOSS-TRI搭載機種(いわゆるV3バージョン)は「V3.1.2」が最終 

.汽ぅ箸らファイルをPCにダウンロード(以下はUKバージョン)

私は、SOLO-TRIなので、以下サイトからV2.41をダウンしました。


PCでフロッピーディスクをセットアップ

結局、TRINITYへはフロッピーディスクを経由してアップデートさせるので、PCにてシステムディスクを作成しなくてはなりません。

とりあえず、OSがWINDOWS 7のマシンでは、新しすぎてか対応できませんでした!!
私は、別機のWIN XPにてやってみることで乗り切りましたが、もはやWIN8が出るというこの時代には、仕方がないとはいえ、ちとつらいですね。

ダウンロードしたファイルを展開して、手順に沿って操作して、フロッピーディスクを入れるだけで、ミッションコンプリート!!

とりあえず、最新OSのアップデート用フロッピーが作成できました!!

TRINITYにてバージョンアップ 

裏コマンド[ENTER]+[RESET]の同時押しで、電源投入。
DCF00374

で、以下のメッセージが出たらフロッピー挿入するんですが、
なんか挿入前から「ジーコロ、ジーコロ」とフロッピードライブが動いていてビミョー。
いつでもスタンバイOKみたいな感じなんで、不安も構わずに挿入したら始まりましたよ!!!
DCF00375

1枚目が終わると、以下のようなメッセージがでるので、ディスクを交換。
DCF00400

以下のメッセージで完了。
DCF00413

電源を落として再起動すれば、新しいシステムを確認できることでしょう。
(勝手に再起動する場合もあるようです。)


結局、私のメイン鳥は、何かの修理に出した際にしてもらったのでしょうか、最終バージョンだったのでアップデートの必要はなかったのですが、予備機のシステムがちょいと古かったので、この手順で最新にしておきました。(あ、私は壊れた場合に備えて、TRINITY Proを2台所有しております…)

何が変わったかは体感できずでしたが、気持ちはすっきりしました。

kis136 at 20:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年10月23日

KORG TRINITY DI-TRI 使用感 & PBS-TRI インストール

いまやクラシック入りの感もあるKORGのシンセサイザーTRINITYですが、私はバリバリ現役で使っております。
ちなみに2台持っています。どちらもTRINITY Pro(76鍵)で、1台は発売当時に新品で30万位(だっけかな?)で購入、もう1台は、最近、知り合いから1.5万で譲り受けました。

このKORG TRINITYの面白いところは、もちろん当初最新鋭のタッチパネルはさることながら、実は後からオプションボードを組み入れてバージョンアップできるところです。

wikiによると、例えばこんなのがありました。

●ハードディスク・レコーダー・オプション HDR-TRI、
●プレイバック・サンプラー/フラッシュROMオプション PBS-TRI、
●SCSIオプション SCSI-TRI、
●デジタルI/Fオプション DI-TRI 
●MOSS音源6音ポリオプション MOSS-TRI

DI-TRI は、音をデジタル(A-DATオプティカル)のまま出力させられるボードでありました。
そもそもTRINITYはデジタルシンセサイザーなので、内部ではデジタル処理をしているのですが、出力するときは通常シールドなどですから、すなわちアナログ変換されています。

ライブなんかではこれで問題ないのですが、レコーディングではもっとこだわりたくなります。
元々は録音の仕方にまでこだわったTRINITYのACCESS音源ではあっても、所詮はキーボード内蔵のクオリティーの高くないであろうD/Aコンバーター(デジタルをアナログにして出力する変換器)によって質を落とされて、それをシールドを介してDIなどを通して、更にもう一度A/D変換されてデジタルレコーディング、最終的にはCDデッキなどでまたD/A変換されて皆様に聞かれるわけです。

アナログ-デジタル変換の無駄の極致です!
でも、現場はホントにこういうことが多いんです。 

ところが、このTRINITYには、キーボードからデジタルのままOUTすることができるボードDI-TRI を搭載することができるのです。

私はレコーディングエンジニア兼キーボーディストでしたから、普通のエンジニアがちょっと嫌がりそうな面倒なことも自分でできちゃいます。

実際に過去にレコーディングで使ったことがあります。

きっかけは、スタジオのTrinityのアナログアウトの調子が悪く、音が途切れ途切れになってしまったからなんですが、このボードDI-TRIにOpticalケーブルを繋いで、ワードクロックをTRINITY内部からレコーディングで使っているワードクロックジェネレーターなどに繋いでTrinity側でEXTERNAL(外部ワードクロック)に変更。
結構本格的で、BNC接続で外部クロックにあわせられるのは、プロ仕様だなぁと感心したもんです。

ちょっとマニアックなのですが、デジタルはアナログのようにインとアウトを接続すれば終わりというわけではなくて、ワードクロックをどちらか一方に統一する必要があるので、このような作業が必要になります。しないと、クロックがずれて「パチッパチッ!」という音が混入します。 

で、気になる音色はといえば、これがものすごくクリアなんです。
例えばピアノのあの弦を弾くリアルな感じや録音時の空気感が、デジタルのまま送ると劣化しないんです。
 
TRINITYのコンセプトである“よい楽器を、よいプレイヤーが演奏したときのベスト・サウンドをよい環境で”という新思想に基づいて48kHzサンプリングしたKORGの本気が伝わってきます。

鳥肌が立つくらい、粒立ちや立ち上がりや透明感が違います。
(その時の演奏者=スタジオミュージシャンもビックリしていましたよ。)

ちなみに、このときの経験から、私の所有する2台のTRINITY Pro(76鍵)には、両方とも搭載してしまいました。
(これは、ハードウェアをインストールするだけでOKなので、軽いハンダ作業は必要ですがそんなに難儀はしませんでした。) 

ということで、あと他にどういうボードがあるのかなと思っていたのですが、SCSI-TRIは外部ハードディスクにデータを保存できるボードだっていうけど、今更SCSI(スカジーと読む)の機器なんて売ってるか?確かにフロッピーディスクにバックアップするのはどうかと思うけど、いまいち興味がわかない。
むしろ、USB端子があれば、何かしらへのバックアップなど便利だとは思うんですが、少し時代とずれてしまった感のあるオプションです。
(ザックリ言うと、今のUSB端子は当時のシリアル端子、FIREWIRE(IEEE1394)は当時のSCSIに該当するわけです。)

HDR-TRIはハードディスクレコーダーの略ですが、むしろDTMのほうが操作性も優れているので不要かなぁ。
しかも、接続するHDDはこれまたSCSI仕様だから、今更探してもなかなかないだろうし

ということで、残るMOSS-TRIやPBS-TRIに目がいくのは世の流れです。

さて、当時は各社から独自の物理モデリングという新しい音源方式が発表され、KORGではMOSS音源という名前で単音(モノシンセ)のProphecy(プロフェシー)が発表され、その後に同じくMOSS音源で同時発音数12音のZ1が発表されました。多分、どちらも激しく売れなかった機種だと思います。

これをTRINITYに搭載してしまったのです!
まずは、単音バージョンをTRINITYにSolo-TRIとして搭載し、その名もTRINITY plusとなりました。
参考までに、私の所有している76鍵のTRINITY proも、標準でSolo-TRIを搭載しております。

で、MOSS-TRIはそれを6音まで発音できるようにできるオプションなんで、相当興味はあったんですが、12音ポリのKORG Z1を試奏した時にグッとこなかった&単純に Solo-TRIの音色が6音になるだけではないらしく(別の音色になるという噂もあって)、結局乗り遅れました。別音色になる点については、単純に元のSolo-TRIの音色を読み直すだけで大丈夫とかダメとか色々噂があったのですが、結局判別するまえに入手困難なオプションになってしまいましたので、分かりません。

最後の「PBS」はプレイバックサンプラーの略で、要はサンプラーですね。
ちょっとしたサンプラーをでも、いつものキーボードに内蔵できるのであれば、それはそれで演奏の巾が広がるはずです。更に数箇所をマルチサンプリングして、実際に音源として使用することもできるのも、サンプラーの名に恥じないところです。(ただし、色々面倒な点はあるようですが…)

あと、おまけとしては、A,B,Sバンク以外にC,Dが増えます。
これ、プリセットの音色を残したままEDITした音色が使えるのではないでしょうか?

これは欲しいですよ!!
TRINITY以後は、デフォルトの音色を書き換えて保存していく方式なので、元の音に戻そうとすると フロッピーディスクから読み込み直しをしなくてはならないという不便さがありましたので。

ということで、3年前に入手したました。
メモリー2個と小さい基盤基板です。
DCF00353

DCF00354

DCF00362


しかし、取り付けて起動・操作するとフリーズするのです。
丁度、バンクをA→BときてCに移動するところでフリーズします。

新しいバンクCにいこうとすると不具合がでるということは、メモリの不具合か? 
とりあえず基盤基板だけ外せば、メモリーはそのままでも問題なく起動します。
どちらかが原因なのは自明です!
しかし、これは他の鳥(TRINITY)から抜き取ったものです。
そしてその鳥では、ちゃんと動作していました。


なんでだあぁぁ!!
まさか、鳥の個体を識別するとは考えずらいし。 


KORGに問い合わせても、「古い機種なのでわかりませんが、普通は装着すれば完了のはずですねぇ…」とのこと。そもそも前出のDI-TRIは、装着だけで完了しました。

そして時がたつこと1年、2chで「OSを最新にバージョンアップすれば大丈夫※」との情報もあったのですが、そもそも最終OSデータが日本のKORGのサイトにないではないかぁ!

アホォ!コルグジャパン!!

これ、実はU.K.やUSAのKORGのサイトにはありまして、今年2年越しでバージョンアップしました。(別記事を参照のこと) 
しかし、PBS-TRIは、やはり同じ症状のままです。

これ、チップが壊れているのかぁ?とか思いながら、毎年やってる10月のライブが終わってから本腰を入れようと考えたわけです。(ライブ前にシンセをこわして復旧できなくなると、演奏の練習以前にエライことになるからです。)

ということで、無事にライブも終わり、いざ作業です。

さて、実は2台あるうちの最近1.5万で譲り受けた予備鳥には、ラッキーなことにPBS-TRIが内蔵されていまして、正常に動くことが確認できていたので、これとメイン鳥のを入れ替えて、ボードの故障なのかメモリの故障なのか、はたまた何か他の原因なのかを探りました。

すると、入れ替えても同様の症状発生!
よかったぁ!ライブ前にやらなくて!!

あれれ?じゃあ、何が原因なんだろ?
 
ということで、元の鳥に元のPBS-TRIを戻したのに、例のフリーズ状態に!
ということは、2台ともダメマシンになってしまあwせdrftgyふじこ 

 
ってもうた!!!
 


いやいや、落ち着けよ!!

とっても前向きに捕らえれば、これはチップやメモリーの故障なんかではないことが証明されたともいえるわけです。

おぉ、ポジティブ・シンキング!
 
そもそも以前に他の鳥からメイン鳥に移植してきたチップ&メモリーも、今回2台の間で交換したチップ&メモリーも、インストール後に”なにか”をしなくてはダメらしいと予想できます。

で、頑張って調べましたよ。
そしたら、海外のサイトでそれらしき記事を見つけました! 


「Mine is not a V3 but I had to do a full reset after I installed it in my Trinity before it would work properly. Mine works perfectly now.

Power off, hold ENTER + 0 while power up. 

Reload your sounds. 」

つまり「全リセット」をする必要があるということ。具体的には、裏コマンドの[ENTER]キーと[0]を同時押しして、電源を入れればOKということ。注意点は、音色データはすべて消えるので、事前にフロッピーなどにバックアップを取っておくこと。恐るべし、全リセット!
 
DCF00368

果たして、これで問題なく動作するようになりました。
おそらく、DI-TRIと違い、本体にメモリを認識させるorインスコしたメモリをリセットさせる必要があるのでしょう。
(かなり適当な分析ですが。) 
 
何でもDIY万歳!!
(普段からDIYしてると、こういうメーカーサポート終了後の対応に生きるのですね。)

あとは、以下のように音色が消えてしまっているので、
DCF00416初期化フロッピーディスクなどから工場出荷時の音色を読み込ませて完了です。

実に、PBS-TRIを入手してから3年越しでした。

現在、TRINITY Pro(with DI-TRI + PBS-TRI)が2台あることになります。

実際に、TRINITYにAIFFなどを読み込ませて、SEチックに流してみたいなぁ。
もしくは、一発モノフレーズとか をライブで鳴らしてビックリさせたいなぁ。
そんなこともできるのかな?

う、それ以前にフロッピーディスク経由か…

また、今度やってみま〜す。

※OSのアップデートで、リセットされることもあるようです。 
メイン鳥のバージョンがすでに2.4.1だったのに、更にもう一度アップデートすれば解決するかな?と思いやってみたのですが私の場合はリセットされませんでした。 
ただし、別の鳥でシステム2.0.0を2.4.1にアップデートしたときは、リセットされていました。
2chで「OSを最新にバージョンアップすれば大丈夫※」との情報は、きっとこういう事例だったんでしょうね。 

kis136 at 20:57|PermalinkComments(7)TrackBack(0)clip!

2011年02月23日

ノキアヘッドフォンBH-905とLogitec LBT-AT100C2の接続

一度BLUETOOTHヘッドフォンに移行すると、もはやワイヤードには戻れそうもない。

ケーブルが絡まらない開放感!

音質は、まぁ外で聞く分にはほとんど気にならないノイズがのるだけなので、全く問題はない。


しかし、電車での雑音ノイズはなかなか耐え難い。

カナルタイプは、イヤホン部を耳の奥に入れてしまうことで雑音の混入を防ごうという商品だが、耳の調子が悪くなりそうでいやだ。
(実際に、内耳がアトピーっぽく荒れて痒くなってしまったことがある。)


そこで、ノイズキャンセラーのBluetoothヘッドフォンを探したところ、最強のノイズキャンセラー&Bluetoothヘッドフォンという触れ込みのNOKIA BH-905を発見!
img56797872
2種類のノイズキャンセル機能があり、通話用のものと音楽用(逆位相を発生させて外部ノイズを相殺する)がある。
今回の目的は、もちろん音楽用の逆位相ノイズキャンセラー(NC)である。


すごいっすよ!これ!

10個中8個のマイクが逆位相発生の為の集音マイクとのこと。(残り2個は通話用)もうNCナシの世界は考えられません!ホント!
リチウムイオン電池なので、継ぎ足し充電もOKなので、毎日の通勤でも気にせずに利用できる。
(ただし、長期間保存するときには、適度な充電状態で、熱に弱いので冷暗所に保管する方が寿命が延びる。)

私の携帯Docomo P903iTV(今はdocomo F09C)でも無事にリンクでき、快適に使用していた。



季節は移り変わり、寝室に小さめのテレビを購入しようと、機能を選択してNETで探してみる。


まずはLEDバックライトは必須だろ、あと基本的には地デジがみれればいいし、狭い寝室だからDVDプレーヤーは本体内臓型がいいなぁなんて考えていると、Bluetooth機能もあったほうがいいなと思いついてしまったのだ。ところがBluetooth対応TVというのは、残念ながら一切なかった。


もしかしたらBluetoothは若干音声が遅れるということで、映像と音声がずれてしまう宿命のBluetooth対応TVというのは作っていないのかもしれない。


となれば、Bluetoothトランスミッターを使うしかない。


近くのパソコンショップでLogitec LBT-AT100C2が¥1,480でアウトレット販売していた!
K0000003920
これを買うことにする。

●リンクのさせ方

通常、Bluetoothとの初期登録に使うパスワード゙は”0000”だが、操作パネルのないトランスミッターLBT-AT100C2はこれを自動で送ってくれるとのこと。
よって、ヘッドフォン側のパスワードが”0000”だと以外は使えないということなのだが、NOKIA BH-905は”0000”なので、全く問題ない。

ヘッドフォンBH-905のマルチファンクションボタンをいつもより更に長押し→青の早い点滅
トランスミッターLogitec LBT-AT100C2を長押し8秒→青と赤の早い点滅
そうすると、リンクを勝手に開始する。

リンク完了の合図は、
ヘッドフォン:青の遅い点滅へ
トランスミッター:青の遅い点滅へ

ヘッドフォンBH-905の通常の電源を入れた「緑の点滅」状態では、どうやらリンクしないみたい。
通常、携帯電話などからリンクする際は、初期登録の後はこの「緑の点滅」状態で携帯などからヘッドフォンを探してリンクするのだが、このトランスミッターは毎回初期登録するというニュアンスなのかな?。
まぁ、慣れれば大した手間ではない。(訂正:最後にリンク登録した機器は、その次以降は電源を入れるだけでリンクしました。)

参考までに、リンクが外れるとヘッドフォンが1回赤く光り、その後は緑の遅い点滅にもどる。
さて、実際にテレビ視聴として使ってみると、そんなに気になるほど映像と音声がずれてしまうわけではなかった。(ちょっとのずれは、海外映画の吹替音声みたいに、少しくらい不自然でも順応できるみたいな。)



ただし一点、ものすごく不便なのは、5分程度でトランスミッターLogitec LBT-AT100C2の電源が落ちること。
リンク中なのに突然音が来なくなるので、なんでだろう?と調べると、電源が落ちている。

なんでだぁ”!!

実は、このトランスミッターを2個買っていて、それらがまったく同じ挙動なので、ずいぶん時間がたってしまったのだがLogitecに2013.03に連絡&修理に出しましたが、「異常動作は確認できなかった」というメーカーお約束の対応。

こちとら、SONY DR-BT140Q、SONY DR-BT25Xの2機種のヘッドフォンで同等の動作不良を確認しているのだぞ!?

よく見るとAmazonでも酷評が目立っているではないか!?
更に、価格.comでは、5〜8分で途切れるという事例が、たくさん出ているではないかぁ!!頼むよ!Logitec…



うん?Logitec Directにあやしい記事があったぞ!!

「Bluetooth/オーディオトランスミッター

■製品の概要:
LBT-AT100C2はBluetoothの音楽転送機能A2DPに対応し、Bluetooth ver 2.1 +EDRに準拠したワイヤレスオーディオトランスミッターです。ご使用の携帯型音楽プレーヤーの3.5型ステレオミニジャックに接続することでワイヤレスにBluetoothオーディオ対応のヘッドフォンやAVコンポのスピーカーなどで音楽をお楽しみいただけます。

受信機側との接続が途切れると5分後に自動的に電源がOFFになるオートパワーオフ機能を搭載し、連続転送時間6時間、省電力時のスタンバイタイムは200時間の安定したバッテリー機能を備えておりますので、通勤の行きかえりや、長距離のご旅行などで便利にご利用いただけます。
幅41x高さ26x奥行き11mmのコンパクトサイズですので、お手持ちの携帯型音楽プレーヤーと一緒に楽々とお持ち運びできます。
また、エレコム製、携帯電話オーディオジャック−3.5型ステレオミニジャック変換コード「EHP-CT34」をLBT-AT100C2に接続して使用すればBluetooth音楽転送機能非搭載の携帯電話からも音楽の転送が可能となります。」

つまり、十中八九、原因はこれだ!
つまり音は出ているのに、Bluetoothのリンクが切れたと判断してオートパワーオフしちゃうんだ!
普通は、音が途切れてはじめてリンクが外れたとなるんじゃないのか?
音は出続けてるんだぞ?
音声信号とBluetoothリンク信号は、別物なのか?
これは、設計ミスか不良品だろ?

あ、こんな記事発見!!

よくみると、SONY製品で不具合が出るらしい。
確かに、私のCreative D80というスピーカーで試したら、切れなかった!!

一応、メーカー側でも、ネット上の状況は把握しているらしく、保証期間であれば改善された品に無償交換しているらしいが、こちとら保障期間外じゃい!!

というか、改善された製品があるなら、それはリコールにあたるんじゃないの?

kis136 at 18:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索